長崎駅から出島へ向う電車道に面して建つ。白井晟一独特の緩やかに湾曲した外壁とキャノピーが美しいバランスをとり、その間に池を配置している。ファサードの中央にはアーチ状の窓が大きく穿たれ、頂部の鋳物は連続する陰影を伴いながら、周囲の喧騒を隔絶するように静謐な趣を漂わせている。建築素材は白井好みで質感があり、小作品であるが、存在感のある建築を完成させている。
1963年/白井晟一 Seiichi SHIRAI/長崎市五島町4-16
長崎駅から出島へ向う電車道に面して建つ。白井晟一独特の緩やかに湾曲した外壁とキャノピーが美しいバランスをとり、その間に池を配置している。ファサードの中央にはアーチ状の窓が大きく穿たれ、頂部の鋳物は連続する陰影を伴いながら、周囲の喧騒を隔絶するように静謐な趣を漂わせている。建築素材は白井好みで質感があり、小作品であるが、存在感のある建築を完成させている。
1963年/白井晟一 Seiichi SHIRAI/長崎市五島町4-16