旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂

hasami

波佐見講堂ファンクラブより提供

竣工:1937(昭和12)年
設計:清水玄治
施工:田添政市

老朽化を理由に、2度(1997年度と2001年度)の解体の危機を乗り越えて保存された大型木造建築。中世ヨーロッパのロマネスク様式の教会堂を思わせる木造洋館は、町の行事や音楽会、教育の場として長年親しまれてきた。建築的評価だけでなく、音響効果も高く評価されている。町は区画整理事業により旧講堂敷地に町道を通す計画だったが、財政難から見直しを検討。2007年6月20日、「地域資源を活かすのは時代の流れ。町の貴重な財産を文化と観光の拠点に」と、一瀬政太町長が解体を撤回した。2010年に国の登録有形文化財に指定。

Photo

竣工当時の外観。ペディメントのついた玄関ポーチや、2階にはベイウィンドウ(出窓)付の切妻屋根を張り出すなど意匠を凝らしている。 竣工当時の内部。かつて、豪華なシャンデリアがついていた。 外観全景

基本情報

旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂
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