旧磨屋小学校

旧磨屋小学校

旧磨屋小学校

設計:長崎市(峰彌太郎)竣工:1927(昭和2)年RC造3階、1997(平成9)年解体

長崎市は児童の増加に伴って、1920(大正9)年に小学校建築の増築・改築を計画した。その中で、早くに計画されていた小学校のひとつ。構造や設備、デザインにかなり力を入れて設計している。 2013年03月20日10時26分54秒大きな階段室で空間にゆとりをもたせ、曲線のスチール製手すり(この手すりは建設当時の物)でモダンなデザイン。 設備面では、各階を貫くダストシュートや最新の理科実験室があった。 全体のデザインは当時流行のアールデコ調を取り入れ、磨屋地区のシンボルであった。

2013年03月20日10時26分23秒 1997(平成9)年に統廃合により解体され、現在は諏訪小学校が建っている。ちなみに、当時、玄関上部にあったマンサード型のシンボリックな棟屋は、初期設計には書かれていなかった。享年70。

(解説・写真:松尾有平)

基本情報

旧磨屋小学校
Exif_JPEG_PICTURE
有識者メッセージ
有識者メッセージ