長崎市新庁舎建設基本計画案に関するパブリックコメントにみんなで参加しようと呼びかけました(募集期間:2013年12月26日から2014年1月31日)
公会堂の存続を要望する本研究会では、基本計画案の「8新庁舎敷地について」において、公会堂及び公会堂前公園敷地を前提としていることについて問題があると考え、パブリックコメント投稿へのご協力を賛同者の皆様、並びに公会堂、市庁舎問題に関心を寄せる皆様にお願いしました。対象は、市内にお住まいか、市内に通勤、通学しているかた、納税義務者、本件に利害関係のある方。たくさんの方が意見を寄せることによって、市に示す必要があると考え、参加を呼びかけました。ご協力いただいた方には、感謝を申し上げます。
先日、パブリックコメントを提出した方から、本研究会の事務局にお便りが届きました。その方は元公務員ですが、「パブリックコメントの募集方法が極めて不親切。パブリックコメントの提案応募者との公開討論会を開いて欲しい」と切実に訴えていました。同様の意見を、他にも複数いただいています。
よって、本研究会では、公開討論会を長崎市に申し入れたいと考えていますが、どのような手続きを行ったら可能となるか、良い知恵をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。
パブリックコメント募集に関して「長崎経済新聞」、「yahooニュース//みんなの経済新聞ネットワーク」が締め切り間際の2014年1月29日に記事を掲載してくれました。
以下、記事の内容です。
「長崎市新庁舎に関する意見募集」間もなく締め切り-公会堂取り壊しの是非も
昨年12月26日から始められた「長崎市新庁舎建設基本計画案に関するパブリックコメント」の募集が今月31日で締め切られる。
現在の市庁舎は1959(昭和34)年に本館、議会棟が完成してから50年以上が経過。老朽化に伴い業務のIT化やバリアフリーなど建設当初には考えられていなかった多くの課題が浮上し、2009年の耐震調査で強度不足も判明したことから、市議会特別委員会や「長崎市庁舎建て替えに関する市民懇話会」などの議論や意見を踏まえながら2011年に市庁舎の建て替えを、2013年に建て替え場所を決定。現在の公会堂(魚の町)を取り壊した上で公会堂前広場を含む跡地に移転することが現時点で決まっている。
長崎都市遺産研究会(入船町)によると、長崎市公会堂は長崎市出身の武基雄早稲田大学教授が原爆復興を祈願して設計した市民劇場。被爆直後の長崎が平和文化都市として復興することを願って全国から寄せられた浄財「原爆復興基金」が建設費に充てられた。この基金で建設された文化施設には「国際文化会館」「長崎水族館」などがあったが、これらはすでに失われているため公会堂が現存する唯一の建造物となる。前面広場は伝統芸能「長崎くんち」の「お旅所」として長年市民に親しまれてきた。
1993年制定の行政手続法で制度化された意見公募手続き(パブリックコメント)。同法第39条(意見公募手続き)では、命令などを制定するときは事前に公示した上で期間を定めて広く一般に意見を求めなければならないと規定。市は作成した基本計画案を公表し、同法に基づいて昨年末から広く市民の意見を募集してきた。
長崎市在住の行政書士・橋本剛さんは「基本計画案がパブリックコメントの対象になっていることを全く知らなかった。そのまま期限が来れば反対意見は特になかったことにされてしまう」と危機感を募らせる。「自分の個人的意見ではリノベーション(大規模リフォーム)を施して再生。できなければ市役所と合築して外観だけは何とか保存したい。でも人それぞれに考え方があるはず。市民が知らないうちに黙認したことになってしまうのは選挙の棄権と同じで一番良くないこと。まだ数日あるので、一人でも多くの人が自分の意見をしっかり伝えてくれれば」とも。
パブリックコメントの応募用紙は市役所のホームページからダウンロードできるほか、市役所本館、行政センター、支所などで入手できる。
長崎経済新聞http://nagasaki.keizai.biz/headline/716/
yahooニュース/みんなの経済新聞ネットワークhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000007-minkei-l42