長崎市公会堂に関する5つの疑問
Q1)長崎市公会堂はそんなに大事な建物なのですか
A1)近代建築の記録と保存を目的とする国際的な学術組織(本部フランス)であるDOCOMOMOが国立劇場や国立西洋美術館等と共に選んだ日本の近代建築100選(九州では6棟のみ)のひとつで、国の文化財に指定される価値が充分あります。
Q2)なぜ被爆復興のシンボルなのですか
A2)長崎の被爆復興のために、長崎国際文化都市建設法に基づき「長崎国際文化センター」構想の一環として建設されたものです。当時の県・市・商工会議所・大学・労働団体等が一体となって取り組み、国内外から寄せられた多くの浄財を含む復興基金が充当されました。その中核をなす長崎市公会堂は、それら文化施設の中でも今日に残された最後の公共施設のひとつです。
Q3)「古い」「使いにくい」という声もありますが
A3)長崎市公会堂はコンクリートの状態もよく、適切な手入れをすればまだまだ長く使える建物です。しかし、長崎市は建設以来ほとんど改修をしてきませんでした。耐震補強や設備更新(空調、舞台・客席環境整備、バリアフリー対策等)の改修を行えば、快適な環境で長く使用できます。
Q4)歴史ある優れた市民ホールは街のシンボルになるのでは
A4)カーネギーホール、オペラ座、中之島公会堂といった100年以上の歴史を持つホールは街の誇りになっています。米子、今治など長崎市公会堂と同年代の優れた市民ホールも次代に受け継ぐ改修がなされました。今こそ長崎市民の文化度が問われる時です。長崎市公会堂を私たちの手で守りましょう。
Q5)他の施設では補えないのですか
A5)演劇や舞踊を演じるものにとって舞台の設備や空間は大切な要件です。長崎市公会堂は、現在でも大変良質な空間です。長崎の他の施設では活動が制限されます。文化的な活動が継続できる環境を私たちは要望しています。現在の長崎市公会堂を改修し再生することが最良の方法だと考えます。
呼びかけ団体:公会堂を存続させる会
私たちは長崎市公会堂の廃止に反対し、保存・活用を求める団体です。2014年6月25日の長崎市議会において、長崎市役所の新庁舎を公会堂跡地に建設するために「長崎市公会堂を廃止する条例」が可決されました。 しかし、「長崎市公会堂廃止条例」可決の経緯が余りにも不透明です。条例は可決しましたが、保存・活用の可能性は充分残っています。
つきましては、署名用紙「長崎市公会堂の廃止に反対し保存・活用を求めます」(PDF)をA4タテサイズにプリントアウトの後、ご署名のご協力をお願い申し上げます。下記の画像をクリックして下さい。
尚、署名用紙につきましては、「公会堂を存続させる会」宛に郵送でお願いいたします。
署名は、居住地や年齢を問いません。ご家族、ご親戚、友人、知人の方々へも広げていただいて、貴重な歴史的遺産で重要な芸術文化活動の拠点である、長崎市公会堂を私たちの手で守りましょう。
*個人情報は事務局で適切に管理し、署名提出以外の目的では使用しません。
<署名送付先>公会堂を存続させる会
※署名担当の事務局は、下記の住所に移転しました。
〒850-0862長崎県長崎市出島町10番16号
Tel・Fax:095-823-3666
<注意事項>コピーやFAXは無効となります。住所は番地まですべてお書きください。 居住地や年齢制限はありません。
<賛同団体>かとうフィーリングアートバレエ/長崎市公会堂の保存活用をめざす市民の会/長崎市民劇場/長崎県被爆者5団体/長崎県被爆者手帳友の会/長崎釈尊鑚仰会/(一社)長崎民謡舞踊連盟/長崎都市遺産研究会/長崎市公会堂存続支援会議/長崎県平和運動センター被爆連/小島中学校区文化協会 (順不同)